ハードウェアウォレットが故障したら?

ハードウェアウォレットが故障したら?

ハードウェアウォレットが故障したら?それに入れていたビットコインやイーサリアムはどうなる?

ハードウェアウォレットが故障しても、紛失しても、そこに入れておいた仮想通貨はなくなりません。LedgerもTREZORもkeepkeyもですが、秘密キーさえあれば、そのウォレットの中身を復元できます。なので、無くしても、故障しても、秘密キーさえあれば大丈夫なんです。

ハードウェアウォレットは故障しても大丈夫

ハードウェアウォレットの秘密キーは12・18・24単語で成り立っており、ホットウォレットであるアプリのウォレットもハードウェアウォレットもこの秘密キーさえあれば大丈夫。新しいウォレットを手に入れさえすれば復元することができます。

ハードウェアウォレットには秘密キーが入っている

というのもハードウェアウォレット自体には仮想通貨は一切入っていないからです。ハードウェアウォレットはビットコインなどを入れるアイテムではなく、厳密に言えば秘密キーが入っているアイテムです。

ビットコインもその他の仮想通貨も、取引所にもありません。ブロックチェーン上にトランザクション(取引)として暗号化された数字で記録されているだけです。ハードウェアウォレットも取引所もブロックチェーンにアクセスして秘密キーに紐付いた取引残高を反映させているだけに過ぎません。

ビットコインをはじめとする仮想通貨は実体がなく、ブロックチェーンに存在していますが、写真データのようにデータとしてあるわけではないのです。詳しくは秘密キーの仕組みのページを確認していただきたいのですが、ハードウェアウォレットは秘密キーの入れ物だと思ってください。本体は送受金に必要ですが、故障したり、紛失しても秘密キーさえあれば、新しいハードウェアウォレットを買って、復元(リストア)すれば問題ないのです。

ただし、この秘密キーを無くしてしまっては、もう2度とそのウォレットの中身は復元できません。

秘密キーはウォレットの設定時に必ずメモを取るように指示があります。そして正確にメモを取れたかどうか?の確認もあります。そのメモは大事にとっておかなければいけません。秘密キーの管理と全責任はあなたにあるのです。ハードウェアウォレットを買うとこの秘密キーをメモるためのカードが入っています。書き留めた後、それを無くさないように秘密キーのバックアップは必ず取っておきましょう。

ハードウェアウォレットが故障かな?とおもったら

とはいえ、故障したら新しいのを買うのはもったいないので、丁寧に取り扱うことはもちろんですが。もし手元に届いてすぐに故障かな?とおもったら、購入元に連絡してみてください。弊社では6ヶ月間は無料で新品と交換いたします。海外で直接購入された方は、各々のサポートセンターにメールで問い合わせて返品交換をしてもらいましょう。

その前に故障かな?と思ったら以下をご確認ください。

  • USBは付属のものを使っているか?
  • 立ち上げているアプリはあっているか?
  • パソコン、アプリの再起動をしてもダメか?
  • 他のアプリが立ち上がっていないか?

たいていのトラブルがこちらの4つに当ります。USBをスマホのマイクロUSBで使っていたり、USBの接続口が壊れているなど、パソコンに原因があることもあります。ボタンを押しても反応がなかったり、ボタンが押せないなどの外部の問題は完全に故障ですが、ウォレットに残高が表示できない、ウォレットが開かない、アプリに接続できないのはパソコンの環境に問題があります。

また、メーカーそれぞれの不具合情報はこちらから確認ができます。ウォレットに残高が表示されないのは故障ではなくサーバーの不具合ですので、時間が経てば解消されます。

http://status.ledger.fr/
http://status.trezor.io/

故障しても大丈夫なようにリカバリーを試そう

Ledger Nano Sのリストア、設定のやり直し

ハードウェアウォレットが故障しても問題がないように秘密キーをリカバリーを使って必ず確認しましょう。書き取った秘密キーを再度確認するのは大事な作業です。

Ledger Nano SもTREZORもリカバリーで復元できます。

問合せでよくいただくのが、リカバリーや同期の際に、秘密キーの候補が出てこないというものです。大抵が秘密キーの書取りミスです。しかし、秘密キーは1,2文字入れると該当する単語が出てきます。そのためだいたい何の単語と間違っているのか?は予想がつきます。

しかし、完全に予想がつかない場合は、秘密キーの間違いで同期やリカバリーができなくなってしまいます。秘密キーは意味のある単語です。おかしいな?と思ったら辞書でその単語が存在するか?調べてみてください。書取り間違いがないようにきちんと確認したという人でも、間違っていることが多々あります。秘密キーの横に日本語の意味を書いておくのが確実です。

書取りの際のスペルミスには気を付けてください。

ハードウェアウォレットの残高が表示されない!?

「ハードウェアウォレットの残高が正しく表示されない!」「久しぶりにハードウェアウォレットを開いてみたら、残高が0になっていた!」ということがあったら心配になりますよね。

そういった事が起きたとき確認したいのは、ハードウェアウォレットのファームウェアが最新のものに更新されているか?確認しましょう。Ledger Nano SもTREZORもファームウェアの脆弱性が発見されると、対策として新しいファームウェアにアップデートされます。そのため古いファームウェアのままであると、セキュリティーの兼ね合いからブロックチェーンに通信、接続不可となります。

まずは、本体のリカバリーフレーズ(24単語の秘密鍵)を手元に用意して、ファームウェアのアップデート作業をしましょう。また単純にドライバーの読込みエラーの場合もありますので、Windowsの場合はセキュリティアップデート等の更新が滞っていないか?なども確認してパソコンの再起動や接続口の変更をしてみましょう。

秘密キーのバックアップはどうする?

一度仮想通貨をいれたハードウェアウォレットそのもの以上に大事なのは秘密キーです。秘密キーさえあれば他のホットウォレットやハードウェアウォレットで仮想通貨をいれていたウォレットを復元することができます。そのため、秘密キーはメモを取ったらバックアップもしておく必要があります。

秘密キーの単語を書いたメモは金庫に保管したり、インターネットに繋がっていない状態のカメラから写真に撮って、通信環境をオフにしてUSBなどに保管したり、いくつかに分散しておくというのが安心です。しかし、秘密キーが誰かに見られたり、盗まれたりしたら、それは財布の中身を盗まれたものと同じです。たとえば、スマホに秘密キーの写真を撮っていれたまま、スマホを盗まれた場合、そのスマホを盗んだ人が秘密キーをウォレットに入力したら、あなたの仮想通貨はもうその人のものになってしまうのです。

そして、それが誰か?を調べるのは困難であり取り戻せません。毎日もちあるくようなものに秘密キーを入れておくのは危険です。

家に置いておいても泥棒に盗まれた場合や、自然災害にあった場合、完全にアウトです。秘密キーをネット上のエバーノートやメールの下書き等に保存しておくのも厳禁です。

では、何が安全か?多額のビットコインやその他の仮想通貨を持っている人は、銀行の貸金庫などを利用するのもありです。銀行の貸金庫は半年数千円程度で借りることもできます。貸し金庫にハードウェアウォレットそのものを預ける人もいますが、ハードウェアウォレットそのものより秘密キーが大事なので、どちらかというと秘密キーを預けておきましょう。

最近では耐火性があるクリプトスティールという24の単語を鉄のチップで入れて保管するアイテムもあります。

賃貸でセキュリティーが十分でない場所や家族や他人が出入りする住まいの方で多額の仮想通貨を持っている人は、2つ、3つのハードウェアウォレットを保有して、秘密キーの保管もさらに分散するのもいいと思います。

ハードウェアウォレット以上に大事な秘密キー。管理はくれぐれも慎重に!

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