Ledger Nano S/BlueのアプリケーションはLedger Liveが最新のアプリになっています。しかし、Ledger Liveはwindows32Bitに対応しておりません。そのため32Bitをご使用の方のためのLedger Managerのページをご用意いたしました。Ledger Nano S本体の初期設定(セットアップ)が完了したらパソコンのクロームアプリから保管したい仮想通貨のウォレットをインストールして、取引所やその他のウォレットから仮想通貨をLedger Nano Sへ送金します。
初期設定はPINコードと秘密キーの書き取りになります。書き取りが終わったら必ずその秘密キーで再度リカバリー作業をして下さい。ハードウェアウォレットはこの秘密キーが本体よりも大事です。
まずはまずはパソコンを立ち上げてChromeを開きます。ブラウザをChrome以外にしている人はChromeのインストールをしましょう。ChromeにてLedger Nano Sのアプリ Ledger Manager をインストールします。
Chromeのアプリインストール画面が開きますので、インストールをクリック。しばらくすると、Ledger Managerのインストールが完了し、ボタンが「アプリを起動」になります。
通常はChromeのブラウザの左上のアイコンでアプリというのがあるので、そちらをクリックするとすでにChromeにインストールしてあるアプリ一覧が表示されますので、今後、Ledger Manager他のアプリを使用する場合はこのアプリのアイコンを開きましょう。
ChromeにLedger Managerのアプリインストールされていれば、このページでLedger Managerアプリのアイコンが表示されているはずです。Ledger Managerアプリをダブルクリックします。
起動時は「To begin,connect yuor Ledger Wallet.」と表示され、下にPINコードを入力して本体(ディバイス)のロックを解除してくださいと書かれています。USBでLedger Nano Sを接続してPINコードを入れます。するとアプリ画面が以下のように切り替わります。
Ledger Managerを開くと、Ledger Liveを使いましょうというボタンが出てきますが、Ledger Managerを使う場合はInstall Ledger Live later(あとでLedger Liveをインストール)をクリックしましょう。
するとLedger Managerが開きます。アプリが起動したら、まずはファームウェアのアップデート作業を行ってください。
初期設定が終わったらファームウェアのアップデートが必要になります。手順は1.4.1のアップデートと同じですので、Ledger Managerを使用した、ファームウェアのアップデート手順はこちらの動画をご参照ください。
ファームウェアのアップデート後はアプリが何も入っていない状態になります。BitcoinやEthereumのアプリをインストールしましょう。Ethereum ClassicはEthereumのウォレットのアプリを使って保管することができるため、インストールのアイコンはありません。RippleやZchashなどはインストールが必要です。緑の↓ボタンを押すと、インストールが始まります。しばらくすると、本体に「Allow Ledger Manager?」という文字が出てきます。Allowとは許可や認めるという意味です。要は本体の操作の許可をしますか?というメッセージです。たびたび出てくる文章なので覚えてください。
この表示がでたら、左の×を押すと拒否、✔マークの右上のボタンを押すと許可となり、インストールが始まります。パソコンの画面だけみていると、本体のこの表示に気付かず、タイムアウトしてしまいます。もちろん、Ledger Managerを使うときは本体をUSBケーブルでパソコンに接続してください。
Ledger Nano Sには容量があるため、5つ以上の仮想通貨を保管することができませんので、5種類以上の仮想通貨を入れたい場合はLedger Nano Sを2つ以上、ファームウェアのアップデートで4~18種類まで本体にインストールすることができるようになりました。ですが、時折アプリのアンインストールの作業は必要となります。
アプリのアンインストールが必要になるケースは、アプリの不具合や不安定な動きがあったとき、アプリのバージョンがアップデートされているときです。本体のファームウェアのアップデートのみならず、アプリもアップデートしますので、新しいバージョンが出たときは、アンインストールをしてから、インストールしなおしてください。
Ledger Managerもアップデートがあります。現在のバージョンは1.1.1が最新となります。Ledger Managerのアップデートはグーグルクロームアプリ一覧から、Ledger Managerを右クリック、アプリ情報からバージョンを確認、古いようでしたら、一旦、Chromeから削除を選択して、再度Ledgerの公式サイトからアプリをインストールしなおしてください。
Ledger Manager | Bitcoin | Ethereum | Ripple |
---|---|---|---|
ダウンロード | ダウンロード | ダウンロード | ダウンロード |
Choromeアプリ | Choromeアプリ | Choromeアプリ | ソフトウェア |
本体の管理 | BTC他20種類の送受 | ETH・ETCの送受 | XRPの送受 |
使い方 | 使い方 | 使い方 | 使い方 |
リップルウォレット以外はすべてグーグルクロームのブラウザアプリです。そのためLedger manager(レジャーマネージャー)、ビットコイン、イーサリアム、のウォレットアプリはインストールすると、グーグルクロームのアプリ一覧で表示されます。リップルウォレットに関しては、こちらのページから対応のOSのファイルをインストールしてください。
最後にLedgerのアプリページからウォレットアプリのインストールをしましょう。ウォレットアプリは「Ledger wallet Bitcoin」と「Ledger wallet Ethereum」「Ledger wallet Ripple」があります。Windows 32bitの方は保有している仮想通貨に合わせてそれぞれ必要なアプリをインストールしましょう。
「Ledger wallet Bitcoin」ではBitcoinの他にLitecoin、Zcash、Dash、Dogecoinなどを管理することができます。「Ledger wallet Ethereum」はEthereumとEthereum classicを管理することができます。イーサリアムとイーサリアム・クラシックはマイイーサウォレットでも保管管理可能です。「Ledger wallet Ripple」はRipple(XRP)です。
アプリをインストールした後、USBに接続したLedger Nano Sで管理したい仮想通貨のアイコンを選択して、アプリとの同期を待ちます。この際にPINコードの入力が必要となります。
アプリは同時に開いておくことはできません。Ledger Managerやその他のウォレットアプリが起動していない状態で、使用したいアプリを起動してください。仮想通貨を変更する際アプリごとにPINコードの入力が必要となります。
アプリを複数開いていると、エラーが表示されるようになりましたが、MEW(マイイーサウォレット)などの操作をした後は、MEWを開いているブラウザを閉じてください。
Windows 32Bitのパソコンはセキュリティ面で考えると64Bitのパソコンと比較しても性能面で問題があるため、セキュリティ商品であるハードウェアウォレットのアプリケーションを使用するにあたり、今後は64Bitの対応になっていきます。大変残念ながらLedger Nano Sの対応アプリのバージョンアップにより以前のアプリのバージョンアップは期待できません。
取引所は銀行ではありません。銀行や証券会社の口座とは全く違う存在です。仮想通貨は実体のない資産です。取引所のセキュリティ、ご自身のメールアドレス、パスワード、2段階認証の管理と設定は重要です。送金間違い等のセルフゴックスもすべて自己責任です。仮想通貨とブロックチェーン、ウォレットの仕組みを理解して安全に保管、管理しましょう。
ハードウェアウォレットは正規販売代理店のhardwearwallet.jpでご購入ください。
この記事が参考になったらいいね!
シェア、ブックマークをお願いします