TREZORのペアリング

TREZORのペアリング

TREZORは24の単語(リカバリーフレーズ)が同じであれば、2台、3台のTREZORで同じウォレットにアクセスが可能となります。同じリカバリーフレーズで設定することをペアリングといいます。同期させるとも言います。ハードウェアウォレットのリカバリーフレーズは規格があっていれば他社のウォレットでもペアリングや復元が可能です。

TREZORのペアリング

TREZORはLedgerと違い本体にアプリのインストール等が必要ないため、2台以上のペアリングはバックアップとして有効です。

TREZORのペアリングのやり方

TREZORのペアリング Restore configuration?

TREZORのペアリングはとっても簡単です。まず、1台のTREZORは普通にセットアップ(初期設定)を行います。それから2台目のTREZORでは最初の設定の時点で、「Restore configuration?」を選びます。

TREZORのペアリング手順

TREZORのペアリング手順

「Restore configuration?」を選ぶと、PINコードの設定をした後、秘密キー(リカバリーフレーズ)の入力に進みます。PINコードは新たに設定しても、同じものでも構いません。セキュリティーを考えると別にした方がいいかもしれませんが、好みです。PINコードの確認が終わると、リカバリーフレーズの入力に進みます。

いくつの単語のリカバリーフレーズか?という選択肢が出てきますので、「24 words」を選びます。24の単語を順番通りに入力していくと、1台目のTREZORと同じ秘密キーで管理できるウォレットがもう1台できます。例えば、1台目のTREZORでビットコインを3BTC保管していたとして、2台目で同期したTREZORからビットコインウォレットを開くと、1台目と同じ残高が確認できます。

なので、2台目のTREZORは1台目と違う仮想通貨アプリを入れても、同じアプリを入れても、一つの秘密キーで両方を管理することができます。

TREZORのペアリングのメリット

TREZORのペアリングのメリットは複数の仮想通貨を2台で管理するため、8~10の種類の仮想通貨を管理することが可能となります。そのため、アプリのアンインストール、インストールの作業をその都度繰り返す必要がないというのが大きなメリットです。また万が一、1台なくしても、すぐにもう1台のTREZORで仮想通貨資産にアクセスできることがメリットです。

2台TREZORを購入して、同期をせずに2つの秘密キー(リカバリーフレーズ)で8~10の種類の仮想通貨を管理するのもいいのですが、秘密キーを複数に分けたくない場合はこのペアリング(同期)という作業をした方がいいです。

TREZORとBlueのペアリング

TREZORとLedger Blueも同じようにペアリング(同期)が可能です。1台目にTREZORを購入後、複数の仮想通貨を入れたいということで、Ledger Blueを購入するという人もいます。またTREZORはTREZORやkeepkeyともペアリングが可能です。しかし他社のハードウェアウォレットとのペアリングでは対応通貨が違うため、対応通貨の多いLedgerの仮想通貨の種類をカバーできるウォレットは現在ありません。

TREZORとTREZORのペアリング

TREZORとTREZORのペアリング

特にXRP(リップル)に対応しているハードウェアウォレットは現在Ledgerのみです。それからイーサリアム、イーサリアムクラシック、ERC20トークンはMyetherwalletを使ってペアリングが可能です。

LedgerとTREZORでペアリングできる通貨はビットコインクローンといわれる、ライトコインやジーキャッシュ、ダッシュなどです。なにはともあれ、秘密キーさえあれば他社のハードウェアウォレットをはじめ、どうにかなりますが、ペアリングをする前にその点をご理解いただければと思います。

TREZORをTREZORでリカバリー

TREZORの秘密キーを使ってTREZORでリカバリー(ペアリング)する手順を説明します。TREZORとTREZORをリカバリーフレーズで同期をするのはとても簡単です。新品のトレザーは初期設定をしておかないと、リカバリー(復元)ができないので、こちらのページからTREZORの初期設定を済ませておきましょう。初期設定が終わって、再度USBに本体を繋ぎ、Google ChomeのTREZORのアプリを開きます。

そうすると、自分が初期設定をすませたアカウントが開くと思います。

TREZORのアドバンスタブを開く

自分で決めたユーザ名をクリックし、「ADVANCED」のタブをクリックします。

TREZORのアドバンスタブを開く

するとページの下に、「Wipe Device」という赤いボタンが出てきます。ボタンを押すと、本体に本当に初期化してしまってもいいですか?といったメッセージが出てきます。

TREZOR本体でConfirmボタン

本体でConfirmボタンを押します。次にPINコードの設定画面に進みます。PINコードの設定が終わると、リカバリーフレーズの数を確認するページが出てきます、Ledgerは24単語からなる秘密キーなので24を選びます。そして、すでに仮想通貨資産が入っているTREZORの秘密キーを入力していきます。

TREZORとLedgerの同期

本体に入力する指定の番号が出てきますので、本体に出てきた順番で入力します。ここで入力の順番を間違えたら修正ができず、最初からやり直しになるので、入力ミスのないように気を付けましょう。入力が済むと、リカバリーが完了します。一旦本体をUSBから外して再接続すると、TREZORと同じ残高がTREZORでも確認できます。

LedgerとTREZORは対応仮想通貨が違いますが、プラットフォームも違うため、どちらかに不具合があった時のバックアップにも役立ちます。他メーカーのハードウェアウォレットを持つメリットは大きいです。

取引所からハードウェアウォレットに入れるのが安全

取引所は銀行ではありません。銀行や証券会社の口座とは全く違う存在です。仮想通貨は実体のない資産です。取引所のセキュリティ、ご自身のメールアドレス、パスワード、2段階認証の管理と設定は重要です。送金間違い等のセルフゴックスもすべて自己責任です。仮想通貨とブロックチェーン、ウォレットの仕組みを理解して安全に保管、管理しましょう。

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