ハードウェアウォレットはハードフォークに対応する?

ハードウェアウォレットはハードフォークに対応する?

ビットコインのハードフォーク

2017年8月1日にビットコインの分裂があってから、ビットコインはBTCとBCH(BCC)に分かれました。ビットコインキャッシュはすべてのビットコイン保有者に自動的に付与されました。これは日本の取引所でもほとんどが対応し、ハードウェアウォレットも対応されました。

しかしビットコインゴールドに関してはTREZOR、Ledgerは対応済みですでに付与されていますが、日本の取引所、ビットフライヤーやコインチェックに預けていた人はいまだに付与されていません。海外の取引所に預けていた人、ビットフィネックスやポロニエックスでは付与されています。 このように、ハードフォークによっても、取引所やハードウェアウォレットの対応は違います。

またビットコインキャッシュは2018年11月15日にハードフォークしました。ビットコインキャッシュはビットコインキャッシュとビットコインSV(BSV/BCHSV)に分裂しております。現在ビットコインキャッシュを送金すると、分裂後のビットコインSVも送金されてしまいます。詳しくはこちらの記事を確認してください。ビットコインキャッシュの分割マニュアルはこちらになります。

ハードフォークで確実に分裂した仮想通貨を得るには?

ビットコインキャッシュはともかく、ビットコインゴールドはもらえた人、もらえなかった人に分かれました。そのため、ハードフォークの噂があるたびにどこなら確実に貰えるか?というお問合せが増えますが、ハードウェアウォレットでも取引所でも確実な回答はハードフォーク後にしか得られません。

というのもハードフォークにはいろいろと問題があり、その問題を全てクリアしてすでに持っている分裂前の仮想通貨を安全な状態で保管できるか?送受金できるか?ということが確認できて初めて取引所もハードウェアウォレットのメーカーも、付与できますよ。とアナウンスができるのです。(リプレイプロテクションの有無があるか?によって対応が変わります。)

そして、それはハードフォーク前に知ることは難しいです。

そのためハードフォークの前後はリアルタイムで情報が配信されるツイッターをチェックしておくことくらいしかできません。しかし、ハードフォークのために慌てて送受金をしてセルフゴックスをしては意味がありませんので、ハードフォーク前後の送金にはくれぐれも注意してください。

ハードフォーク前は混乱をさけるため、取引所も該当の仮想通貨の取引や送受金を停止することもあります。

ハードフォークに便乗したフィッシング詐欺に注意

ハードフォークに便乗するフィッシング詐欺

ハードフォーク時やICOの時に必ずできるのが、公式サイトの丸コピーの偽サイトです。偽サイトには大抵、ここに仮想通貨を送ると、確実にハードフォーク後のコインがもらえますよ。などと書いてあったり、秘密キーを入力すれば、ハードフォーク後のコインがもらえますよ。といった内容になっていたりします。

そういったフィッシング詐欺に騙されないようにしてください。本当にハードフォーク後のコインが欲しい人は、よく確認もせずに慌てて行動をしてしまいがちです。

海外のサイトは本家サイトの丸コピーでよく見ないと判別がつかないサイトがたくさん出てきます。しかも広告費を払って検索結果の一番上に表示されていることもあります。

そういったサイトはくれぐれも注意してください。

ハードフォークしたコインはアドレスが変わる

ハードフォークしたコインはハードフォーク前のコインとアドレスや仕様が異なります。そのため、取引所からハードウェアウォレットに送る際は注意が必要です。

例えば、ビットコインは数字の1から始まるアドレスでしたが、ハードフォークして3から始まるアドレスもできました。Ledgerでは1から始まるアドレスはLEGACY、3から始まるアドレスはSEGWITで保管できるように別れました。このアドレスの違いで保管する場所が変わってくることがあります。

ビットコインの場合はLEGACYとSEGWITに分かれていました。ビットコインキャッシュはMAINとSPLITに分かれていて、それぞれ発行されている送金アドレスの最初の数字が違います。

ライトコインもハードフォークがあり、アドレスが2種類に分かれています。このアドレスの違いと認識をしっかりもたないと、ハードウェアウォレットに入れたコインが動かせなくなることがありますので注意してください。また、ビットコインとビットコインキャッシュ、イーサリアムとイーサリアムクラシックの誤送金も多いので気を付けましょう。

ハードフォークに秘密キーは必要ない

「ハードフォーク時に秘密キーを入力してください」などという情報があってもハードウェアウォレットの秘密キーは絶対に入力しないでください。ハードフォークで分裂したコインを貰うのに秘密キーは必要ありません。ハードウェアウォレットでオフラインで作成した秘密キー(=24単語のリカバリーフレーズ)はインターネットの通信外、本体で作成されています。それをインターネット環境に晒すことはコールドウォレットであるハードウェアウォレットのメリットを無効にします。

ビットコインゴールドのハードフォーク時も酷似したサイトが秘密キーを集めるということをしていました。

秘密キーはネット上で入力してはダメです。蜘蛛の巣に引っかかりに行くようなものですので、絶対に秘密キーはパソコンで入力したりしないでください。

ハードフォークに振り回されない

ハードフォークはビットコインキャッシュの例があり、次のビットコインキャッシュになるのではないか?という期待も高いです。ビットコインキャッシュは無料でもらえる棚から牡丹餅のようなものでした。そのためハードフォークの情報に過敏になり、振り回される人も少なくありません。しかし、ハードフォークのために大事なコインを右に左に短時間で送受金に慣れていない人が動かすのはお勧めできません。

また取引所間の仮想通貨の移動は、そういった時は時間もかかります。取引所から取引所に移動するよりは、ハードウェアウォレットから取引所に送る方が時間がかからないため、ハードウェアウォレットにあらかじめ入れておく人が多いです。

とはいえ、ハードウェアウォレットの操作にも慣れていないうちにそういった送金手続きを焦ってすることはやめてください。

送受金はすべて自己責任です。取引所のルールや条件、その時の状況などにも送受金は左右されるものです。本当にハードフォーク後のコインが欲しいのであれば、自分で情報収集は常にしておくこと、当日になって焦らないことが大事です。

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