Ledger Nano S/BlueのビットコインSVの取り出し方

Ledger Nano S/BlueのビットコインSVの取り出し方

ビットコインSV

ビットコインキャッシュのハードフォークで分裂したビットコインSV(以下BSV)の取り出し方を日本語で解説しました。Ledger社のマニュアルは英語でキャプチャ画像も少ないため、弊社で実際にBSVを取り出した手順を掲載します。

こちらについての操作はご自身の責任で行ってください。この操作はビットコインキャッシュのフォーク時にLedger Nano S/BlueでBCHを保管していた方のみBCHSVにビットコインSVを発生させることができます。Ledger社も弊社もこの操作についてのトラブルに関しては責任を負えませんのでご了承ください。

Ledger Nano S/Blueのビットコインキャッシュ送受金はまず本体にビットコインキャッシュのアプリのダウンロードが必要となります。(すでにレジャーナノs本体にBCHアプリが入っている人は先に進んでください。)Nano S/Blueでも同じ操作が必要となります。Ledger Nano S/Blue共に本体だけでは機能しません。ブラウザアプリを使用して本体のロックの解除、アプリと本体の同期をすることで送受金が可能となります。

Ledger Liveからビットコインキャッシュのアプリをインストール

まずはLedger Liveを開き、Ledger Nano S/Blueと接続します。 まずはManagerから本体にビットコインキャッシュのアプリをインストールします。

Ledger Liveのmanager

Ledger LiveのサイドメニューからManagerをクリックします。クリックすると本体との接続が始まります。

Ledger Nano S本体の操作について

Ledger Liveと本体との接続

PINコードを入力した状態でしばらくすると「Allow Ledger manager?」と出てきます。

Ledger Nano Sの「Allow Ledger manager?」

Ledger Nano Sの場合、「Allow Ledger manager?」の横にチェックマークがあるので、その上の右ボタンを押します。Ledger Blueは「Allow」をタップします。するとManagerのページが開きます。

Ledger Nano S本体の表示の変更

ファームウェア1.5.5までの操作と1.6.0以降のLedger Nano Sの操作の違い

ファームウェアを1.6.0にアップデートするとLedger Nano S本体の操作が変わります。1.6.0以降は「Allow Ledger Manager?」画面で両ボタン同時押しでLedger Liveのマネージャーページ、アプリのインストール、アンインストールの画面に進めます。右ボタンを押すと「Deny Ledger Manager」という画面に変わり、ここで両ボタン同時押しをするとキャンセル(拒否)となります。戻りたい場合は左ボタンを押します。ファームウェア1.6.0アップデートのやり方

Ledger Liveのmanagar

ファームウェアのアップデート後で本体にSettingsしかない状態の人は必ずビットコインのアプリからインストールする必要があります。ビットコインのアプリは本体のベースとなるアプリとなるので、最初にインストールする必要があります。

ビットコインキャッシュのアプリをLedger Liveからインストール

Managerページからビットコインキャッシュの「Install」ボタンを押しましょう。

Ledger Liveのmanagarからビットコインアプリをインストールに成功

この画面が表示されて本体にビットコインのアプリが表示されたら、インストール成功です。

エレクトロンキャッシュのインストール

インストールが終わったら、Ledger Liveは閉じてください。次にエレクトロンキャッシュ(Electron Cash 3.3.1CS)をパソコンにインストールします。 ビットコインキャッシュの分割機能のあるエレクトロンキャッシュを使用する必要があります。すでにエレクトロンキャッシュをパソコンにインストールしている人でも、新たに分割機能のあるエレクトロンキャッシュをインストールする必要があります。

Electron Cash 3.3.1CSをこちらのページからインストール

ご自身のパソコンのOSに対応したElectron Cash 3.3.1CSをGitHubのページからインストールします。ウイルスソフトがインストールを拒否することがありますので、一時的にウイルスソフトの動きは止めておいてください。

Electron Cash 3.3.1CSの最初の画面のWallet:のところに「default wallet」

エレクトロンキャッシュのインストールができたら、ダブルクリックでウォレットを開きます。最初の画面のWallet:のところに「default_wallet」と入っていますが、ここに「splitting wallet」と入力して次へをクリックします。

Electron Cash 3.3.1CSの最初の画面のWallet:のところに「splitting wallet」

「splitting wallet」と入力したら「Next」次へをクリックします。

「Standerd Wallet」にチェックが入った状態で「Next」次へをクリック

次の画面では「Standerd Wallet」にチェックが入った状態で「Next」次へをクリックします。

「Create a new seed」(新しいシードを作成)にチェック

次の画面では「Create a new seed」(新しいシードを作成)にチェックが入った状態で「Next」をクリックします。

リカバリーシード(12の英単語)の入力

すると画面に12の英単語(リカバリーシード)が表示されます。これを慎重にメモしてください。次の画面でこのリカバリーシード(12の英単語)の入力をします。

次に書き取ったリカバリーシードがあっているかの確認があります。12単語のリカバリーシードを記入します。(※Ledgerの秘密キーは入力しないでください。)合っていたらNEXTのボタンが押せるようになりますのでNEXTをクリックして下さい。

エレクトロンキャッシュのアプリのパスワードの設定画面

次にエレクトロンキャッシュのアプリのパスワードの設定画面になりますが、このリカバリーシードで開くエレクトロンキャッシュは分割作業後は必要がなくなるので、必須ではありません。設定をしない場合はNEXTをクリック。これで分割用のウォレットの作成が完了しました。

Ledgerと同期するエレクトロンキャッシュを開く

レジャーナノsと同期するエレクトロンキャッシュを開きます

次にレジャーナノsと同期するエレクトロンキャッシュを開きます。ウォレットの「File」をクリックし、「New/Restore」を選択すると新たにウィンドウが開きます。

レジャーナノsと同期するエレクトロンキャッシュを開きます

後ろのウィンドウは残したまま、新しく開いたウィンドウの最初の画面のWallet:のところにdefault_walletと入っていますが、ここに「hardware wallet」と入力して次へをクリックします。

レジャーナノsと同期するエレクトロンキャッシュを開きます

次にKeystore(キーストア)の選択になります。新しくリカバリーシードを作りますか?それとも既存のシードを使ってウォレットの復元をしますか?と書かれています。ここではLedger Nano/Blueを接続して使いたいため、「Use a hardware device」にチェックを入れます。

Ledger Nano Sの場合、ビットコインキャッシュのアイコンを選択(左右ボタン同時押し)、2の画面に切り替わります。

Ledger Nano S/Blueの本体でビットコインキャッシュを選択してから、エレクトロンキャッシュの画面のNEXTをクリックします。

Hardware Keystore 「Select device」と出てきてAn unnamed ledger

Hardware Keystore 「Select device」と出てきてAn unnamed ledgerと出てきて自動的にチェックが入っています。このまま次へをクリックします。

Bitcoin Cash(m/44'/ 145'/0 ')のデフォルトのデリベーションパスのまま、次へをクリック

Bitcoin Cash(m/44'/ 145'/0 ')のデフォルトのデリベーション(HDウォレットパス)のまま、次へをクリックします

ledgerのビットコインキャッシュのトランザクションが表示される

すると、Ledgerのビットコインキャッシュのウォレットとしてエレクトロンキャッシュが開きました。Ledger Nano S/Blueでの現在までのビットコインキャッシュの取引履歴が表示されます。

スプリットウォレットにビットコインキャッシュを送金

ここまでの作業を少し解説します。最初に秘密キーを書き取り、エレクトロンキャッシュのウォレットをスプリットウォレット(分割用ウォレット)として立ち上げました。次に新たにエレクトロンキャッシュのウィンドウを立ち上げ、そちらではLedger Nano S/Blueで同期したウォレットとしてブロックチェーンに接続し、今までの取引履歴を取得しました。

スプリットウォレット(分割用ウォレット)とハードウェアウォレット(Ledger同期)

左のウォレットは、先程秘密キーを書き取り開設したウォレットなので当然ヒストリーに取引履歴は出てきません。右のウォレットはLedgerの今までのBCHの取引履歴があり、Ledger Nano S/Blue本体と接続していると、右下にLedgerのロゴと緑の円マークがついています。この2つのウォレットの画面をきちんと確認し、操作に混乱がないようにしてください。

これからスプリットウォレットを使って表示させたアドレスにLedgerで保管しているビットコインキャッシュを送金することで、今までの取引履歴(=BCH)のトランザクションを元にBSVを取得する手続きに入ります。

ここからの作業はよく読んで慎重に行ってください。

スプリットウォレットのコントラクトアドレスを取得する

スプリットウォレットで「Tool」をクリックして、プルダウンメニューから「Coin splitter」を選択

まずはスプリットウォレットのコントラクトアドレスを取得します。ウォレットのウィンドウの上に「Splitting Wallet[standard]」と表示されていることを確認してから、「Tool」をクリックして、プルダウンメニューから「Coin splitter」を選択します。

pqからはじまる「Split contract」のアドレスをコピー

するとOP_CHECKDATASIGというウィンドウが開きます。ここにqからはじまるマスターアドレスとpqからはじまるスプリットコントラクトアドレスが出てきます。ここではpqからはじまる「Split contract」のアドレスをコピーします。慎重にコピーしてください。

pqからはじまるスプリットコントラクトアドレスを貼り付け

次に、Ledgerと接続して開いている「hardware wallet[standard]」のウィンドウの「Send」タブを開きます。「Pay to」に先程コピーした、pqからはじまるスプリットコントラクトアドレスを貼り付けます。これは大事なところなので必ずウィンドウを並べて貼り付けたアドレスが合っているか?確認してください。

BCHの送金トランザクションの確認

再度「hardware wallet[standard]」の設定を変更

十分に確認したら、再度「hardware wallet[standard]」の設定を変更します。Description(ディスクリプション)には「fund splitting wallet」と入力し、送金額は0.00001を入力します。そして次も大事な設定です。送金にかかる手数料(マイニング手数料)を2Satoshiに設定します。satoshiとはビットコイン同様BCHの最小単位です。2satoshiは0.00000474BCHです。2satoshiに設定することでトランザクションの確認が早くなります。(そうとはいえトランザクションの処理には時間はかかります。)あまり作業時間をかけたくない人はもう少し高めに設定してもいいと思います。

トランザクションの作成

入力の内容を確認したら、「Send」ボタンをクリックします。すると画像のようなポップアップに送金額と手数料が表示されますのでYESをクリック。するとLedger Nano S/Blueの本体にも同じくトランザクションが表示されますので確認します。

本体には「Confirm outpit#1」送金額「Amount BCH 0.00001」、送金先アドレス「Address」が表示されます。内容を確認してチェックマークのある右ボタンを押します。次に、「Confirm outpit#2」送金額「Amount BCH」、送金先アドレス「Address」手数料「Fee」が表示されます。

「Confirm outpit#2」というのは送金後のおつりが戻ってくるアドレスのことで、そのあとに表示される送金額は0.00001BCHを送ったあとに戻ってくるBCHです。ここでは説明を割愛しますが、おつりアドレスに戻ってくるBCHはLedgerのBCHの残高の総額に対しての残高はおつりとして表示されません。確認をしたら右ボタンをクリックします。

スプリットコントラクトアドレスへ送ったBCHのトランザクション

本体でトランザクションの確認をして右ボタンを押すと、トランザクションの履歴が表示されます。InputはあなたのLedgerの秘密キーで保有していたBCHの一部(もしくは全て)のアドレスの残高が表示されます。Outputは送り先のスプリットコントラクトアドレスへ送った0.0001BCHと手数料が引かれて戻ってくるアドレスとおつりが表示されています。Feeでは送金手数料が表示されます。Inputのアドレスの残高から送金額、手数料を引くとおつりアドレスのBCHの数量になります。

BCH分割ウォレットを見つけつための送金の取引を確認する

「hardware wallet[standard]」のウォレット画面にトランザクションの状況が表示されます。時計があるうちはまだ確認中ということです。時計の色が赤から黄色にかわります。送金が完了したことを示す緑のチェックマークが表示されるまで数分から数十分かかりますので気長に待ちましょう。

スプリットコントラクト(分割契約)を作成する

スプリットウォレットのコントラクトアドレスでBCHを受け取ったのが確認できたら、今度は逆に、「Splitting Wallet[standard]」から「hardware wallet[standard]」へBCHをお繰り返します。「hardware wallet[standard]」のLedgerと接続している方のウィンドウからBCHアドレスをコピーします。

「hardware wallet[standard]」のビットコインキャッシュのアドレスをコピーする

ウィンドウが「hardware wallet[standard]」であることを確認して、BCHのアドレスをコピーします。左下にBCHの残高が表示されますが、先程送った0.00001BCHと手数料分が減っています。

「Splitting Wallet[standard]」に移動してOutput to:のところに先程コピーしたBCHのアドレスを貼り付けます

「Splitting Wallet[standard]」に移動してOutput to:のところに先程コピーしたBCHのアドレスを貼り付けます。画像の通り、Valueが1000、Out#が0チェックがConbine with all coins from wallet "split wallet"にはいっている状態か?確認します、TXIDは自動的に表示されているはずです。左下のBalanceはBCHの残高が0となっています。十分に内容を確認したら、「Redeem with split」と書かれているボタンをクリックします。

「Broadcast」ボタンをクリック

するとトランザクションの画面が開きます。ここでは右下の「Broadcast」ボタンをクリックします。これで「Splitting Wallet」はもう必要がないためウィンドウを閉じてください。

「Splitting Wallet[standard]」からのビットコインキャッシュの受取。

この操作でスプリットコントラクト(分割契約)が作成されて「Splitting Wallet」から「hardware wallet」に分割されたBCHが送金されます。受取が確認されるまで待ちます。

LedgerのBCHと分割されたBCHをミックスする

次はLedger Nano S/Blueの秘密キーで保管していたBCHを分裂後のBCHと混ぜる作業を行います。この作業の前に、先程のトランザクションが完了してステータスが緑のチェックマークになったことを確認してください。トランザクションの完了前に操作しないでください。

ビットコインキャッシュのアドレスをコピー

まずはSendのタブをクリックして、BCHのアドレスをコピーします。

次にReceiveのタブをクリックして、コピーしたBCHのアドレスを貼り付けます。ここではすべての残高のBCHを混ぜるという行為を行います。そのため送金額はMaxをクリックします。トランザクションの処理を早めるため手数料は2Satoshiに設定します。

「Send」をクリックするとLedger Nano S/Blueの本体にトランザクションが表示されます。本体に表示される内容に問題がなければ、右ボタンを押します。

エレクトロンキャッシュの接続をBSVチェーンに切り替える

Sweep Walletのコンフォーメーション

トランザクションが作成され、ウォレットのSweep Walletのステータスが緑のチェックになったのを確認したら、BCHとをBCHとBSVの2つに分割ができたことになります。そしてこのエレクトロンキャッシュのウォレットは今後BCHSVのブロックチェーンに切り替えて安全に使うことができます。

今度はこのエレクトロンキャッシュで接続するブロックチェーンに繋がっているノードをBCHSVのノードに切り替えます。

ビットコインキャッシュSVのノードを選択

「Tool」から「Net Work」

まずはツールバーの「Tool」から「Net Work」をクリックします。次に、「Net Work Setting」から「Server」のタブを開きます。

Sweep Walletのコンフォーメーション

「Select Server auto maticaly」のチェックを外して、ノードを選択します。ノードとはBCHSVのブロックチェーンネットワークに参加しているコンピューター(サーバー)のことをいいます。

ブロックチェーンで可動しているサーバーはインターネット上で公開されています。エレクトラムでBCHSVに繋がっているサーバーはこちらのページで確認できます。https://1209k.com/bitcoin-eye/ele.php?chain=bchsv

BCHSVのノードの監視ページ。サーバーのステータスの確認。

こちらのリストの中から可動しているノードを選択してください。(キャプチャの画像の色の背景は紫ですが背景色はアクセスする度に変わります。)「Status」の欄で「OK」になっているサーバーを選んでください。エレクトロンキャッシュの画面に戻り、Serviceの欄で使いたいサーバーをのところで右クリックをして「Use as server」を選択します。

Sweep Walletのコンフォーメーション

次に「Overview」のタブをクリックして、BCHSVのノードに接続できているか確認します。Serverが先程選択したノードになっていることを確認し、選択したサーバーがあるブランチを右クリックして「Follow this branch」をクリックします。

BCHSVのノードに接続されたウォレットには、今回の分割作業で発生した取引が表示されません。

Networkのウィンドウを閉じると、BCHの取引履歴の画面が表示されます。BCHSVのノードに接続されたウォレットには、今回の分割作業で発生した取引が表示されません。BCHに見えますが、実際はBCHSVのノードのトランザクションに記録されたBSVの取引履歴になります。今の作業でBCHSVのノードに接続を切り替えたため、BCHの履歴は消えています。要は、コントラクトアドレスや自分のウォレットに自分でBCHを送った履歴が消えています。

これであなたのBCHはBCH(ABC)とBCH(SV)の両方のブロックチェーンに存在させることができました。現在はBCHSV(BSV)のノードにで接続したウォレットなので、BSVを送受可能になっています。

BSVは取引所によっては受け入れのコンフォーメーション数を高くしており、受取までに数時間かかることがあります。送る際は取引所の注意事項を必ず良く読み、慎重に操作をしてください。

エレクトロンキャッシュを再度開く際の注意

エレクトロンキャッシュのアプリケーションはウイルスソフトに勝手に削除されることがあります。しかし設定に内容は保管されているため、再度開き直してください。開くときに念の為「Net work」でノードの選択がBCHSVのノードになっているか?確認してから送金してください。

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