Ledger Nano Sの対応通貨はビットコインをはじめ、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、ビットコインSV、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ステラー、リスク、ファクトム等も追加され、日本の取引所で買えるほとんどの仮想通貨をカバーしています。(※モナコインとネムは非対応。)
これらの仮想通貨は「Ledger wallet」のアプリで保管したい仮想通貨を選択し、インストールすることによって使えるようになります。しかし、Ledger Nano S本体に1度に入れられる仮想通貨アプリファームウェアのアップデートで5~11種類を同時に本体に入れることができるようになりました。
本体にインストールできるアプリの数はファームウェアのバージョンや各仮想通貨のアプリの容量の変更によって、随時変更となります。
また、1つの秘密キーでLedgerの対応仮想通貨はすべて保管が可能です。1度に本体に入れられるアプリは5~11種類までですが、アンインストールとインストールを必要に応じてすることで、使い勝手は悪いですが、Ledgerで取り扱うことのできるすべての仮想通貨の保管が可能です。Ledger LiveにてERC20トークンも直接操作、送受できるようになったため対応通貨は1200種類以上となっています。
アプリを本体に入れる必要がどうしてもあるのは、Ledger本体に秘密キーが入っており、各仮想通貨の送受金の際に、その秘密キーと公開キーにアクセスする必要があるためです。
ファームウェアのアップデートはセキュリティ対策や本体のアプリケーションの仕様向上も兼ねています。ハードフォークやソフトフォーク、セグウィット対応などで生成するアドレスの種類が増えたり、本体で表示される確認事項がかわったりします。ファームウェアは必ず最新のものをご使用ください。2020年2月現在はファームウェアは1.6.0になります。
現在のファームウェアのバージョンの確認操作は以下の動画をご確認ください。
ファームウェアのアップデート手順はこちらをご確認ください。
ERC20トークンは保管できますが、アプリのインストールは必要なく、Myetherwalletとの連携で保管が可能です。Ledger Nano SでのイーサリアムウォレットではERC20トークン残高は表示されません。(MyetherwalletとLedgerの連携方法)
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合計数 | 9種類 | 10種類 | 7種類 | 11種類 | 10種類 | 5種類 |
合計数はインストールするアプリの組み合わせによって入れられる数になります。ファームウェアのバージョンやアプリの仕様変更によってこの表の数は予告なく変更になることがあります。
仮想通貨によって管理するウォレットアプリが異なります。Ledger Liveで送受できるアプリと外部ウォレットとの連携が必要なものに別れます。外部ウォレット(Each Walletという枠の中はサードパーティの外部ウォレットになります。グーグルクロームに追加するタイプのものや、デスクトップにダウンロードして使うタイプのアプリケーションです。)とはそれぞれの仮想通貨のウォレットアプリでありLedgerが開発したものではないウォレットになります。そのため外部ウォレットのアプリの残高はLedger Liveには反映されません。
追加される仮想通貨によって使い勝手が違います。MyEtherWalletやMycryptoも使用可能ですが、Ledger LiveでもほとんどのERC20トークンが直接送受できるようになりました。
仮想通貨ごとにタグをつける必要の有無などルールがありますので、取引所や仮想通貨の指示に必ず従ってください。送受金ルールは取引所ごとに違います。必ず取引所の注意事項を読んでから送金してください。
Ledger Nano Sの公式ページにも使える仮想通貨一覧は掲載されていますが、実際に「Ledger Manager」をインストールして起動してみると使用可能な仮想通貨が増えていました。今後も新しいアルトコインの追加はあります。複数のアルトコインを持っている人は、必要な時にその都度インストール、アンインストールをして本体にアプリを入れることで、Ledgerの対応通貨すべてを保管することができます。
本体にインストールするアプリケーションも最新のものをインストールする必要があります。ファームウェアのアップデートも必ず済ませた状態でご使用ください。
Ledger Nano Sで保管できる通貨の数は現在1200種類を超えています。
今後も増えていくため、最新の対応通貨はLedgerの対応通貨ページにて確認してください。
取引所は銀行ではありません。銀行や証券会社の口座とは全く違う存在です。仮想通貨は実体のない資産です。取引所のセキュリティ、ご自身のメールアドレス、パスワード、2段階認証の管理と設定は重要です。送金間違い等のセルフゴックスもすべて自己責任です。仮想通貨とブロックチェーン、ウォレットの仕組みを理解して安全に保管、管理しましょう。
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