Ledger Nano SとMyEtherWalletの使い方

LedgerとMyEtherWalletの使い方

Ledger Nano S/BlueはMyEtherWallet(https://www.myetherwallet.com/)を使ってイーサリアムやERC20トークンが保管できます。Ledger Nano S/Blue共に使える仮想通貨は増えていますが種類によっては外部のアプリとの連携が必要となります。トークンはLedgerのプラットフォーム(操作管理画面)はないので、MyEtherWalletで管理します。Ledgerのイーサリアムウォレットアプリではトークンは表示されません。

マイイーサウォレットの管理画面が新しくなりましたが、以前の表示で操作したい場合は(https://vintage.myetherwallet.com/こちらのページからアクセスすることで今まで通り使うことができます。マイイーサウォレットの上に表示される緑の部分をクリックしても以前の表示に切り替わります。

Ledger LiveではERC20トークンもLedger Liveから使用可能です。

新マイイーサウォレットとLedger Nano Sの接続【動画】

動画ではLedger Nano Sとマイイーサウォレットでのログイン、接続とログアウト、本体でのETHアドレスの確認なども解説しています。

新MyEtherWalletとLedger Nano S/Blueの接続方法

まずはインストラクションを確認します。(旧マイイーサウォレットと同じ内容なので、理解している人はスキップします。)するとこのページが開かれます。Ledger Nano S/Blueで接続する場合は「マイウォレットで接続」をクリックします。

マイイーサウォレットを使う時のブラウザの翻訳設定

次にマイウォレットへアクセスと出てきますので、ハードウェアをクリックしましょう。

MyEtherWalletのアカウントを作成する

次にマイウォレットへアクセスと出てきますので、ハードウェアをクリックしましょう。右の方にチェックマークがありますので、Ledgerの欄のチェックマークをクリックリックします。すると下の方にChoose a Hardwareというボタンが緑に変わりますのでクリックします。

ContinueをクリックするとLedger Liveから本体への接続、同期が開始されます。本体がスリープ状態になっていたり、PINコードの入力が求められたら入力して下さい。本体はイーサリアムのアプリを開いている状態にします。Ledger Nano Sの場合、1のイラストのようにイーサリアムのアイコンを真ん中に持ってきて選択(左右ボタン同時押し)、2の画面に切り替わります。ディスプレイデータとコントラクトデータの設定をYESに切り替えます。ここでディスプレイデータが表示されない場合は本体にインストールされているETHのアプリが古くなっています。ファームウェアのアップデートが済んでいない方は先にファームウェアのアップデート(1.6.1へのアップデート)をする必要があります。

新MyEtherWalletとLedgerを連携する

MyEtherWalletとLedgerを連携する

Ledgerと接続ができるとネットワークとアドレスという画面が表示されます。ここではHD導出経路の選択肢が出てきます。マイイーサウォレットとLedgerを使ってどのブロックチェーンにアクセスするか?の選択肢になります。ここでLedger Live以前のChromeのイーサリアムウォレットアプリでイーサリアムを保管した人は、一番上のEthereumを選択します。Ledger Liveでイーサリアムを保管した人は、Ethereum-Ledger Liveを選択します。この後ページが切り替わりロード中といったエラーが出る場合はグーグルクロームの翻訳機能が動いてしまっているためです。翻訳の設定を原文を表示に変えてください。

ETHのアドレスが出てきたら、画面を下にスクロースします。マイウォレットにアクセスするために、以下を許容するにチェックをいれてからマイウォレットへアクセスをクリックします。(Termをクリックするとマイイーサウォレットの利用規約ページが表示されます。利用規約は各自確認してください。)ここでLedgerとMyEtherWalletの同期ができない場合は他のアプリが開いていないか?ウイルスソフトが裏で動いていないか?本体のアプリはイーサリアムを選択しているか?確認して下さい。

他のウォレットアプリ、例えばLedgerのイーサリアムウォレットが開いていたり、ビットコインウォレットが開いていると、マイイーサウォレットに接続できません。

新MyEtherWalletでLedgerに接続

Ledger Walletに接続をクリックするとこのページが出てきます。以前のマイイーサウォレットとほとんど同じですが、メニューが左に出てきています。基本的に使うのは送るETHとトークンを送信のところです。

MyetherWalletとLedgerのイーサリアムの接続

右サイドにはトークンの残高が表示されます。トークンを保管したアドレスでウォレットにアクセスしていないと残高は表示されません。おかしいな?とおもったらイーサリアムの保有数を確認してください。残高が0の場合は選択したアドレスが間違っているもしくはアクセスするHD導出経路(HDパス)が間違っている可能性があります。

MyetherWalletとLedgerのイーサリアムの接続

画面の真ん中に表示されるのが今Ledgerと連携をして開いているETHのアドレスです。「Switch」をクリックするとアドレスを選択し直すことができます。QRコードのマークはアドレスをQRコード表示させることができます。プリンターマークは印刷、その横はノートのアイコンですが、クリックするとアドレスがコピーできます。保有数は今開いているアドレスのETHの残高になります。

新MyEtherWalletからイーサリアムを送金する手順

MyetherWalletとLedgerのイーサリアムの接続

ETHやトークンの送金は今までのマイイーサウォレットと手順は同じです。タイプのところがETHになっていますが、※の下矢印をクリックするとトークンなどが保管されている場合、選択肢が表示されます。量の部分に送金するETHやトークンの単位を入力します。チェックマークがあるものはチェックマークを押す必要があります。宛先アドレスも同じです。トークンはETHの残高がないと送金できません。トークンの送金の際は同じアドレスにETHが入っている必要があります。後の操作はいままでと同じです。

旧MyEtherWalletとLedger Nano S/Blueの接続方法

まずはインストラクションを確認します。ここではマイイーサウォレットを使う上で重要な内容がかかれていますので、面倒ですが、一度、グーグルクロームのブラウザの翻訳機能を使って確認しましょう。

マイイーサウォレットがどんな役割であるか?ウォレットとはなにか?フィッシング詐欺に合わないようにはどうすればいいか?(検索しないでブックマークしましょう)などが書かれています。大事なのは秘密キーであること、他人に資産を盗まれないようにするための基本的な対策が書かれています。

このインストラクションを読んだ後は、ブラウザの更新ボタン(WindowsはF5でもOK)を押してから、Ledger Nano S/Blueを接続しましょう。

マイイーサウォレットを使う時のブラウザの翻訳設定

ブラウザの翻訳機能はマイイーサウォレットの機能の弊害となります。日本語で操作したい場合はブラウザの翻訳機能ではなく、マイイーサウォレットのページ内の右上のメニュータブから日本語を選んでください。 そうしないと、ETHの残高をうまく読み込めなかったり、Loading...と表示されたままになったりします。

すでにMyEtherWalletを持っている人は、Ledgerでの接続と、自分のもともと持っていたMyEtherWalletの残高を混合しないように気を付けてください。たまにどちらのウォレットで開いているかわからなくなって、MyEtherWalletの残高がなくなった?と勘違いする人がいます。すでにMyEtherWalletのアカウントを持っている人はこれからのLedgerを使っての作業は自分の元のウォレットではないという認識を持ってください

MyEtherWalletのアカウントを作成する

次にEther/トークンの送出というところをクリックします。Ledgerでの接続の場合、新規でMyEtherWalletを作るわけではないので、パスワードの設定は必要ありません

旧MyEtherWalletとLedgerを連携する

MyEtherWalletとLedgerを連携する

Ether/トークンの送出というところをクリックするとこの画面が開きます。Ledger Walletにチェックを入れます。ここでLedger Walletの文字が「元帳ウォレット」と表示されている人は、ブラウザで日本語翻訳されてしまっているので、ブラウザの更新ボタンを押して必ず翻訳をしない、「いいえ」を選択しなおしてください。

Ledgerの本体をパソコンに接続して、本体のアイコンでイーサリアム選択して、コンタクトデータの設定をYESに変更します。

旧MyEtherWalletを使う際のLedgerの本体での設定変更

本体の設定を変更します。Ledger Walletに接続をクリックします。ブラウザサポートとコントラクトデータの設定はYESに切り替えます。ここでLedgerとMyEtherWalletの同期ができない場合は他のアプリが開いていないか?ウイルスソフトが裏で動いていないか?本体のアプリはイーサリアムを選択しているか?確認して下さい。

他のウォレットアプリが開いていると、マイイーサウォレットにうまく接続できませんので他に開いているアプリケーションがあればすべて閉じてください。

旧MyEtherWalletでLedgerに接続

Ledger Walletに接続をクリックするとこういったポップアップが出てきます。Ledger(ETH)をクリックすると、Ledger Nano S/Blueで管理されているアドレスと残高が出てくるはずです。

MyetherWalletとLedgerのイーサリアムの接続

HD derivation pathを選択するというポップアップが出てきたら、Ledger Liveでイーサリアムを保管した人は、m/44'/60'/0'/0/を選択します。Ledger Live以前のChromeのイーサリアムウォレットアプリでイーサリアムを保管した人は、m/44’/60’/0' Ledger(ETH)を選択して、下のお財布をアンロックをクリックします。この時残高にイーサリアムの残高が正しく乗じされない、ロード中といったエラーが出る場合はグーグルクロームの翻訳機能が動いてしまっているためです。翻訳の設定を原文を表示に変えてください。

旧MyEtherWalletからイーサリアムを送金する手順

MyetherWalletとLedgerのイーサリアムの接続

まずは、アドレスが本体でも正しく表示されるか確認しましょう。右のアカウントアドレスに表示されているイーサリアムのアドレスが、その下のLedgerでアドレスを表示のボタンを押して、Ledger Nano S/Blue本体で表示を確認することができます。

MyetherWalletとLedgerのイーサリアムの接続

表示されたら「Confirm」を押します。(Ledger Nano Sの場合は✔マークのある右上ボタン)この操作は万が一マルウェアなどでMyEtherWalletのアドレスの表記が書き換えられていないかどうか?の確認となります。本体に表示されるメッセージや操作は重要な確認事項ですので、必ず確認してください。

MyetherWalletとLedgerのイーサリアムの接続

イーサリアムを送金する際は、宛先アドレスに送金先のアドレスを入力、送出数量のところに、送りたいイーサリアムの単位。ガスリミット、ガス価格についてはICO参加時には設定が必須となりますが、通常のイーサリアムを取引所や他のウォレットに送る際は必要ありません。イーサリアムのトランザクション(取引)が混雑している場合で早く送りたい場合は設定の変更をしましょう。

次はトランザクションを生成をクリックします。このボタンを押すと、またLedger Nano S/Blueに確認のためのメッセージがでます。

MyetherWalletとLedgerのイーサリアムの接続

送り先アドレス、送金額、手数料の確認が本体にでてきますので、問題がなければ「Confirm tranzaction」を押します。(Ledger Nano Sの場合は✔マークのある右上ボタン)するとMyEtherWalletにトランザクションが生成されます。※トークンを送る際は本体に送金先アドレスではなくトークンのコントラクトアドレスが表示されます。

さらにパソコンのMYEtherWalletのページのトランザクションの送出ボタンをクリックすると、再度確認ページが出てきます。

MYEtherWalletのページのトランザクションの送出ボタンをクリックすると出てくるTXの確認ページ

ここで「はい、確かです。処理を実行します。」をクリックします。そうすると、「トランザクションはブロックチェーン上に展開されています。ガス不足や契約実行エラーがないことを確認するために、下のボタンをクリックしてトランザクション(TX)を表示してください。」と出てきます。「Verify Tranzaction」をクリックすると、取引履歴が表示されます。

取引所に送るときは、取引所の受け取りの確認に時間がかかることがあります。受け取りにかかる時間は送金先によっても変わってきます。この緑のメッセージを閉じても右上のメニューからトランザクション履歴はいつでも確認できます。

マイイーサリアムウォレットでREPの確認
右メニューにイーサリアムのアドレスとその下にトークン残高というのが出てきます。トークンはイーサリアムアドレスで受け取ること、ICO、クラウドセール参加後にカスタムトークンを追加で受け取ることができます。トークンをロードすれば、送出のところでETHしかなかったタブに保有しているトークンがでてきます。(詳しくはLedgerとMyEtherWalletでトークンの保管のページへ

トークンもイーサリアムと同じ手順で送金が可能です。気を付けたいのはICO参加時のイーサリアムの送金です。ERC20トークンはLedgerのイーサリアムウォレットでは残高は確認できません。トークンはLedgerのインターフェイスでは操作できませんので、トークンの残高は毎度このMyEtherWalletで管理することになります。MyEtherWalletとLedgerで管理することで、オンライン上や取引所などでトークンを管理するよりも安全に管理することができます。他の仮想通貨同様、トークンの送信も本体での認証が必要となります。たびたび、Ledger本体での操作も必要となりますので、送信の際は本体の液晶画面も確認しましょう。

ここまでのマイイーサウォレットでの本体の操作とイーサリアム送金迄の流れは弊社のYOUTUBE動画でもご確認いただけます。

ICOやクラウドセールに参加するときに気を付けたいこと

Ledger Nano S/BlueはMyEtherWalletとの連携でトークンも保管が可能です。ICO(クラウドセール)に参加するときはLedgerのイーサリアムウォレットから送金するとトークンが受け取れません。クラウドセールはそれぞれルールが異なりますので、必ずクラウドセールの主催者のサイトで詳細を確認してください。イーサリアムのスマートコントラクトを利用したトークンの購入は取引所からもできません。必ず、MyEtherWalletからイーサリアム等を送る必要があります。

ETHの送金の際のGASとweiの設定変更

イーサリアムをクラウドセール、ICOで送金する際は送受金のトランザクションが混み合うため、必ず手数料や送金速度を上げる設定をしてから送金しましょう。クラウドセールでは上限や期限があるため、受取が遅くて間に合わなかったということにならないように、主催者から、GASとwei(手数料)の指定があります。GASとweiは画像の通りの場所にあるので設定を変更してください。

ERC20のトークンに関してやクラウドセールに関して問合せをされてもお答えすることはできませんのでご容赦ください。

MyEtherwalletはLedgerのイーサリアムウォレットが使えないときに便利

MyEtherWalletはLedgerのイーサリアムウォレットに不具合が起きたときや一時的に使えなくなっているときに、代替えとして同期して使えます。その際はコンタクトデータとブラウザサポートの変更を忘れないようにしてください。逆もしかりで、MyEtherWalletを使っていたあと、Ledgerのイーサリアムウォレットを使うときは、必ずコンタクトデータとブラウザサポートの設定を元に戻してください。

MyEtherWalletの残高がおかしい?と思ったら

MEWのLedger Nano Sでの接続の正しい理解

MyEtherWalletの残高がおかしい!?と思ったら確認してほしいのが、既存のアカウントとLedgerで接続したアカウントが別物だということを理解できているか?ということです。既存のMEWのアカウントを持っている人は秘密キーをコピぺしてMEWのアカウントにログインしていますよね。Ledgerで接続する場合は、秘密キーはLedgerのものを使うため、何の入力も必要なく接続ができます。

ということはLedgerで接続する秘密キーと、既存のアカウントの秘密キーが別物であることが理解できるはずです。よくある勘違いが、LedgerでMEWに接続したら勝手に既存のアカウントの残高がLedgerに合算されるという勘違いです。既存のアカウントのイーサリアムやトークンは、Ledgerとは合算されません、Ledgerで管理したい場合は既存のアカウントからLedgerのイーサリアムアドレスに送金する必要があります

ここをよく間違える人が多いのですが、この意味がわからないということは、秘密キーの仕組みハードウェアウォレットの仕組みが理解できていないかと思いますので、各ページを確認してください。

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