Ledger Nano S/BlueはMyEtherWalletを使ってイーサリアムのトークンが保管できます。Ledger Nano S/Blue共に使える仮想通貨は増えていますが種類によっては外部のアプリなどとの連携が必要となります。トークンはLedgerのプラットフォーム(操作管理画面)はないので、MyetherWalletで管理します。Ledgerのイーサリアムウォレットアプリではトークンは表示されません。
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Ledger Nano S/BlueとMyetherWalletを使って保管できるイーサリアムトークン(ERC20トークン)は現在上記のとおり。(2018/7月更新)MyEtherWalletでサポートされていないERC20トークンをお持ちの場合は、MyEtherWallet上の自分のアカウントにアクセスし、トークンの送出ページの右下にあるトークンに関する以下の情報を含む「カスタムトークンを追加」で選択することができます。
※トークンからメインネットへの移行に関しては各トークンの期限や対応情報を必ずご確認下さい。
基本的なLedger Nano Sとマイイーサウォレットの操作はこちらのページでご確認いただけます。YOUTUBEでも動画を作成しておりますので、流れはこちらでご確認ください。
トークンは通常、イーサリアムアドレスで受け取ることができます。Ledger Nano S/Blueはマイイーサウォレットとの連携に対応しており、マイイーサウォレット単体で使うよりも安全です。
トークンはイーサリアムのアドレスで受け取ることが可能です。Ledgerと連携したイーサリアムのアドレス宛に、取引所からトークンを送るだけで、MyEterWalletでトークンの保管、確認ができます。送金手順は各取引所によって違いますが、他の仮想通貨を送るときと大した違いはありません。
イーサリアムのアドレスにトークンを送った後はトークン残高を確認するには右メニューの「Show All Tokens」で保管しているトークンをロードして表示させます。トークンはかなりの種類があるので、自分が送金したトークンを探してLoadをクリックします。
MyetherWalletのトークンはLedger Nano S/Blueで管理することで、オンライン上や取引所などでトークンを管理するよりも安全に管理することができます。他の仮想通貨同様、トークンの送信も本体での認証が必要となります。たびたび、Ledger本体での操作も必要となりますので、送信の際は本体の液晶画面も確認しましょう。
トークンが自動的にロードしても読み込まない、トークンのリストにない場合はカスタムトークンの追加ボタンを押してトークンをマイイーサウォレットに登録する必要があります。
トークンの確認方法は右上のメニューからトランザクション履歴の下にあるETH(https://etherscan.io/)をクリックします。すると自分のトランザクションが確認できるページが出てきます。
更にトークンのタブをクリックするとトランザクションの履歴と自分が参加したクラウドセールのERC20トークンが表示されているはずです。該当のトークンをクリックすると、さらに詳細が出てきて、コントラクトアドレスが出てきます。カスタムトークンの追加のコントラクトアドレスに追加すれば追加できます。
カスタムトークンとは、ICOでまだ上場したばかりのトークンや、スマートコントラクトでイーサリアムを送って受け取ったトークンを追加するときに使います。トークンの追加方法はそのトークンごとによって違います。トークンの発行元のサイトに、コントラクトアドレスやトークンシンボル、桁数が確認できるはずです。スマートコントラクトの場合、トークンのコントラクトアドレスはトランザクションから確認することができます。ノアコインやシリンなども公式サイトにカスタムトークンの追加方法が掲載されていました。
ノアコインの場合は日本語でカスタムトークンの追加方法が掲載されています。シリンの場合は英語しかありませんでした。通常のICOは基本的に英語でのマニュアルがほとんどです。参加時はある程度英語での注意書きなどの理解は必須です。よくわからないまま操作をしたり、ホワイトペーパーなども読まずに申し込むと、資産を失いかねませんので気を付けてください。
またICO、クラウドセールのフィッシング詐欺もかなり増えています。完全なコピーサイトが出回ることも多く、TelegramなどのSNSでも詐欺が横行します。英語に自信がない人、少しだけど英語がわかる人を対象に詐欺行為を働く人が大変増えております。パソコンの操作が不安な人、わからないときに聞くことのできる友人がいない場合はICO、クラウドセールでの安易な参加をせずに、取引所に上場後の購入をお勧めします。
マイイーサウォレットにERC20トークンを送ったのに残高が表示されない、カスタムトークンを追加したのに、再接続したら表示が消えているということがあります。
その場合は、ブラウザのキャッシュを削除して読み込み直してみてください。またトークンは残高が少なすぎる場合、トークン一覧に常に表示されません。
Ledger Nano S/BlueはMyEtherWalletとの連携でトークンも保管が可能です。ICO(クラウドセール)に参加するときはLedgerのイーサリアムウォレットから送金するとトークンが受け取れません。クラウドセールはそれぞれルールが異なりますので、必ずクラウドセールの主催者のサイトで詳細を確認してください。イーサリアムのスマートコントラクトを利用したトークンの購入は取引所からもできません。必ず、MyEtherWalletからイーサリアム等を送る必要があります。
イーサリアムをクラウドセール、ICOで送金する際は送受金のトランザクションが混み合うため、必ず手数料や送金速度を上げる設定をしてから送金しましょう。クラウドセールでは上限や期限があるため、受取が遅くて間に合わなかったということにならないように、主催者から、GASとwei(手数料)の指定があります。GASとweiは画像の通りの場所にあるので設定を変更してください。
ERC20のトークンに関してやクラウドセールに関して問合せをされてもお答えすることはできませんのでご容赦ください。
MyEtherWalletはLedgerのイーサリアムウォレットに不具合が起きたときや一時的に使えなくなっているときに、代替えとして同期して使えます。その際はコンタクトデータとブラウザサポートの変更を忘れないようにしてください。逆もしかりで、MyEtherWalletを使っていたあと、Ledgerのイーサリアムウォレットを使うときは、必ずコンタクトデータとブラウザサポートの設定を元に戻してください。
MyEtherWalletの残高がおかしい!?と思ったら確認してほしいのが、既存のアカウントとLedgerで接続したアカウントが別物だということを理解できているか?ということです。既存のMEWのアカウントを持っている人は秘密キーをコピぺしてMEWのアカウントにログインしていますよね。Ledgerで接続する場合は、秘密キーはLedgerのものを使うため、何の入力も必要なく接続ができます。
ということはLedgerで接続する秘密キーと、既存のアカウントの秘密キーが別物であることが理解できるはずです。よくある勘違いが、LedgerでMEWに接続したら勝手に既存のアカウントの残高がLedgerに合算されるという勘違いです。既存のアカウントのイーサリアムやトークンは、Ledgerとは合算されません、Ledgerで管理したい場合は既存のアカウントからLedgerのイーサリアムアドレスに送金する必要があります。
ここをよく間違える人が多いのですが、この意味がわからないということは、秘密キーの仕組み、ハードウェアウォレットの仕組みが理解できていないかと思いますので、各ページを確認してください。
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